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完全犯罪を達成した博士 2

 ※初めて見る方は前回分を読んでくださいな


 連絡先を聞くと同時に写真を撮らせてもらう。
その後この控えたリストから、一人一人電話をかけ調査し……なんてことはしない。
過去の新聞やネットで、情報を呼びかけられている失踪中の人間とリストを照らし合わせるのだ。
写真だけを頼りに。見つけた……!それも数人。
失踪中の人間を見つけるまでは、
この作業を何年も行う覚悟であったが……私の執念が一発で成功へと導いたのだ。
 
 後は、該当者と思われる数人を理想の条件で絞りこんでいくだけである。
失踪した年月が新しい人間を削り、
残った数人を街で待ち伏せ、後をつける。
ターゲットの人間関係、行動範囲、性格等の詳細なデーターを取るためだ。
ここも運次第。絞り込んだ人間に再び会えるとは限らない。
しかしまた執念が通じたのだろう、あっさり見つけることに成功した。
しかも2人。

 まだ電話はしない。ターゲットが一人に絞られるまで怪しい行動は少しでも避ける。
その後5ヶ月。決して気づかれないように、一人ずつに密着し情報を収集した。
一人は誰とでも気軽に話せ、一見すると人との繋がりをたくさん持っているタイプ。
もう一人は人見知りで家にこもりがち、一見すると友達も少ないタイプ。
繋がりは、理想とするターゲットをこれから作りあげていく上でとても障害になる。
結果前者に決めた。
 
 人との繋がりが少ないという面から見ると、後者が最適であるが、
後者のようなタイプは表には出さない非常に固い繋がりを持っていることが多い。
人見知りは、上っ面だけの人間関係は無意味だという考えの人間が多く、
その考えが人との関わり合いを避け、人見知りとして表れていると私は思っているのだ。
その反面で深い繋がりを重要視するのである。
かといって前者に深い繋がりが無いとは全く言い切れないが、
私の人生経験と勘を頼りに前者に決めたのだ。


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続きはこちら→ 完全犯罪を達成した博士 3









 
テーマ: 連載小説 -  ジャンル: 小説・文学
by コジン  at 11:49 |  完全犯罪を達成した博士 (連載中) |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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